接吻のカルーソのレビュー・感想・評価

殺人犯とそれを愛した女の話。

殺人犯の精神すら凌駕する、遠藤恭子の愛情。こういった誰にも説明出来ない不純な心理そのものが「サイコパス」って感じがして怖かった。
小池栄子はまさに"怪演"という言葉に相応しく、真顔で静止してるシーンには鳥肌が立つような狂気を感じた。
出演者全員の演技が素晴らしく、序盤の一家殺害シーンや、坂口が逮捕される瞬間の不気味な笑みなど、要所要所で印象に残るシーンが多い。

でもとにかく小池栄子がやばかった。それに尽きる。