スクールカースト最下層民達がお得意のテクノロジーやなんかを駆使して大学を牛耳る脳筋陽キャ上層民達に立ち向かっていく革命の映画である、と書きたいところだがまぁまぁアホらしい内容。コメディらしいコメディで>>続きを読む
酷い映画を観ましたね。映画を観て鬱病になりたい人は是が非でも週末の予定にねじ込んだ方がいいけどそうじゃないなら1ミリも近付かない方がいい。なんでみんなこっちの方面に流れてしまうのか？こんなわざとらしい>>続きを読む
続編らしい続編と言うか、けじめらしいけじめに終始してしまっている感は確かにあるが、「気持ち悪い」から「帰りなさい」を経験した後首輪を外された自分達からしたらだいぶチョロいと思うし、もしこれが本当に世論>>続きを読む
いかにも自分達の被害者性にだけは敏感で加害者性には無関心なリベラルが喜びそうな映画で台詞も多い癖に最後の最後まで「で？」の一言で済む以上の発展をしない。自分達の世代にはどうも出来なかった問題を後世に託>>続きを読む
娘の生活よりも自分の恋愛を優先する母親、父親の事はよく知らない。寂しさを紛らわす様に黒人の船乗りと恋に落ちるが、彼は遠くの海へと旅立っていく。母親は家を出て行き高校も辞め靴屋で仕事を始め、ようやく自分>>続きを読む
ワイ、37歳なのになんもないねん…と呟くおっさんに「うせやろ…？」となるのは私だけでは無いと思うが、たぶんこの時のピーター・マランの実年齢がそれくらいっぽくて驚愕する。実際アルコール依存症で一回人生を>>続きを読む
キャストを見ていただければその筋の人はほぅとなるかも知れないが、PV監督がコネクションをこねくり回して撮った結婚式の余興ムービーくらいのレベルでまぁ面白くない。自家製メカゴジラだけはなんか凄い。発売元>>続きを読む
そんなに悪くない。全く同じタイミングで運命の相手2人と遭遇してしまった女の子、どっちか片方なんて選べず2人に事情を説明した上で三角関係を開始する。最初は男同士がバッチバチにやり合おうとするがそんな角も>>続きを読む
① 最後のクリスマス・イヴ
少女売りのマッチ…じゃなくてマッチ売りの少女だし素晴らしき放浪者だ。出だしから見事に掴まれる。
② 電気床磨き機
純粋にコメディとして面白いしあの旦那のあのコケ方は心>>続きを読む
「似ている作品」にズラウスキーの『ポゼッション』が並んでもいいくらいズラウスキーのテンションとぶっ飛び方だった、話だけでなくカメラも飛翔しているが。爆発する感情と顔面の連鎖、疾走と言うか狂走と言うか爆>>続きを読む
奪った側の認識と奪われた側の認識の溝は絶対に埋まらない、それを象徴するかの様な「家」を巡るやり取りと、彼女の不快感や直感的なストレスが嘔吐となって現れる瞬間、あれがやっぱりパレスチナにとっては日常なの>>続きを読む
帝国主義の端くれが革命の最中銃弾に倒れる話。電信柱の半径3メートルはイギリス領ってなんだそのチート、「足をつけない」為にロバに乗って移動する姿が面白い。孫による祖父は何故死んだのか回想と今は老婆となっ>>続きを読む
今年度しみじみいい映画でした大賞有力候補、なんとも優しく美しい時間が流れていて久しぶりに「あっ、泣く」って感覚に身を任せながら隣の知らんおっさんと同じタイミングで号泣した。今となっては美容院に通ってい>>続きを読む
ジジイが後妻を欲しがるがもし子供でも出来たら相続財産が半分になるってんでなんとか妊娠能力の無い未亡人を見つけて来てあてがってやろうとする冒険活劇（？）。そもそもジジイも見た目70過ぎだってのに前に旦那>>続きを読む
至って普通の斜陽おっさんの友情ロードムービーでこれと言って盛り上がりもなく裏切られる様な展開も無いが失踪しかけたロシュフォール画面を埋め尽くすゴミとカモメの大群の中をトボトボ歩くとこだけは異様にカッコ>>続きを読む
「男子」の馴れ合いの中に颯爽と飛び込み切り裂いていくユペールの手元の赤の鮮烈さが目に付くがこれと言って決定的な事が起こるわけでは無い外し具合。甥っ子とのなんだが親密過ぎる関係性も、ユペ自身が次第に感じ>>続きを読む
これぞラバキー流の『女の平和』か。ギリシア喜劇の『女の平和』は争うばかりの男達を前に女達が団結してセックスストライキを行う訳だが、ここでは逆に村にエチぃダンサー達を呼び寄せ男達の視線を争いから逸らして>>続きを読む
午前3時のカップヌードルの美味さを知る者達よ、いや何時かは知らんけどあの3分で生み出される幸福な瞬間はあくまで食べ終わるまでのほんの3分程度の瞬間なのであってそれが引き伸ばされるわけでは無い事を知って>>続きを読む
映画はどこまで自由でいられるかと壮大なテーマに挑戦している様にも思えるがほぼ怪獣映画、文字にすらならない感情に支配されててモジモジしてしまった。映画を持続させるのは小さな罪悪感、いつ終わってもいいのに>>続きを読む
7人どころか途中からもう2、3人増えるから顔と名前覚えられないマンからするとちょっとむずい作品だが、まぁまぁ丁寧な人物紹介の後に名前を呼びながらのハグシーンがあったりと親切設計。日本で言えば全共闘崩れ>>続きを読む
『あなたのおみとり』を観て日が浅いってのもあるが母親が死に向かう描写があまりにもリアル過ぎてちょっと凹む、開いた口ってそう言う意味か、最後全身の力が抜けて口がパカっと開くのだよね。母親が絶対的な死に向>>続きを読む
悲しいくらいノレず。いつもの様になんか知らんけど理不尽なルールが敷かれそれに支配されているがなんか知らんけど逆らう事は出来ないみたいな状況だけ作って必要とされる説明を省く為にただ中編を並べた様にしか思>>続きを読む
単純な勧善懲悪がまるで通用しなくなった現代の歪みにキヨシクロサワの作風は否が応でもフィットしてしまうのだろうが逆にハマり過ぎててケレン味がまるで足りん。吉岡陸雄以前と以降で明らかな差があると思うが、だ>>続きを読む
過去に自分を口説いて来てその争奪戦に敗れたおっさんに自分の娘を差し出すオカンの気持ちがさっぱり分からんやろ、贖罪なのか、単なる生贄なのか。100分くらいはあまりにつまらん単調な結婚生活を反映するかの様>>続きを読む
飯をたらふく食った後に観るべき映画では無かった、早さと言うか荒さに完全に置いていかれたので要再見、でもゴテゴテ過ぎて好きじゃ無い気がする。戦闘シーンがペキンパーぽいなぁ（派手さとかスローとか）と思った>>続きを読む
「椅子に座ること」の特権性を非常に緩やかな筆致で描いている、こう言うのこそ「余白が多い」と言われるべき映画なのだと思う。病気療養明けでも当たり前に「椅子」が用意されている彼女とは対称的にある日当然その>>続きを読む
台詞を用いずダンスと流行歌、衣装やメイクの変化で戦前、戦時下、戦後、現代への時代の変遷を描く異色作。やはり戦争が絡んで来るあたりが非常に分かりやすく、営業も一時止まりダンスホールは即席の防空壕へと変わ>>続きを読む
ひたすら困惑、要素要素のてんこ盛りでなんでやねんな展開がひたすら続く。レイプされるし屁の止まらんイッヌは処分されて剥製になるし飛行機事故は起きるし過激派が暴力革命起こそうとするし自殺するし近親相姦ある>>続きを読む
イヴ・モンたん劇場でしか無いのだがイヴ・モンたんになんら興味関心が無いのが致命的でかつ相変わらず女のケツばかり追いかけている節操の無さにもうんざりで…まぁ『思い出のマルセイユ』ほどでは無いし、それにつ>>続きを読む
オモロ過ぎる、ルノワールベストでは。しかもなんも書きたい事がねぇ、皆よくレビューを書けると感心してしまう。「コント、こんな脱走は嫌だ」でしか無いがコント一辺倒にならない為のキャラクターがビシッと映画を>>続きを読む
ルノワール版のジキルとハイドでカラックスのメルドの元ネタらしくちゃんと執拗に煙草を蒸し松葉杖にすらアタックしていき仰々しい音楽が鳴る（ゴジラではない）。身体が縮みタボついたスーツの袖から毛むくじゃらの>>続きを読む
ジョージア初のフェミニズム映画らしいが入門編として包括すべき事を既に網羅している、それでいて95分。自身のキャリア、旦那の機嫌取り、旦那の友人のもてなし、子育て、家事、老いたる親族のケア、その全てを課>>続きを読む
労働者階級版『テオレマ』の様な話でクリーニング業を営み日々の仕事で手一杯でなんの刺激もない毎日を続ける夫婦の生活の中に1人の美しき青年が闖入して来る。彼自身の性自認、性的指向が謎であるが（ノンバイナリ>>続きを読む
ブルジョワ寄り道ロードムービー。キャリアも安定し子育てもひと段落し、あれ？私の人生ってこのままで良いのかしら…？なんて同年代の方が観たらぶち刺さって熟年離婚待った無しの様な気がするが、流石に私が観ても>>続きを読む
SFに走るでも勿論リアルに走るでもなく詰めるべきところは全く詰めないままどうかこのノリにお付き合いくださいとばかりに甘々の展開が続く。フェミニズム要素を重めに乗せるでもなくあくまで問題提起くらいのノリ>>続きを読む
父は殺され母は流刑にされ「人民の敵の子」として幼少期を送らなければいけない屈辱と絶望的な寂しさ。家も接収されるが隠していた鍵で忍び込み彼女の家を奪った体制側の軍人との関係性が育まれていく。母と娘の視線>>続きを読む
