monochicaさんの映画レビュー・感想・評価

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Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

3.0

foo fighters10枚目のアルバムは、より斬新で、センショーナルに。そのために用意されたスタジオはかつての惨殺事件の様相を未だに残す曰く付きの館だった。


デイヴ・グロール率いるロックバンド
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

会津藩士、高坂新左衛門は藩命により、長州藩士を討つため闇夜に潜んでいた。件の男が現れ激しい切り合いになるが、それとともに大雨が降りはじめ、やがて雷が直撃した。
気がつくと彼はおよそ150年後の現代日本
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作JOKERから数年後、獄中にいるアーサー・フレック。世間はジョーカー事件の熱冷めやらぬ中、彼の裁判が開かれようとしていた。

正直一作目でやれることやりたいことをやった感は凄くって、続編が作られる
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.7

WW2と開発競争、そして核兵器の誕生・使用。「原爆の父」ロバート・オッペンハイマーの半生を描いたドラマ。


後の赤狩りと公聴会での証言から、オッペンハイマーの人となりや研究を時系列順に追っていく。マ
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マーダー・ムバラク(2024年製作の映画)

3.0

インド・デリーの社交クラブ、ロイヤルデリークラブ。上流階級の中でも限られた人間しか入会できないこのクラブで、ジムトレーナーの男の死体が発見される。


ものすごく西洋的で踊ったりしないインド映画。逆に
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漆黒の井戸の底から(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

インド産寒村オカルトホラー。跡継ぎとなる男児出産のために、女児が産まれた場合は毒を含ませて井戸に捨てるというトンデモ因習のために、村は罪悪感と呪いに囚われている。
少女シヴァンギは祖母の危篤のために、
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日露戦争で八面六臂の活躍を見せた、「不死身」の二つ名を持つ男、杉元佐一。彼は戦後除隊し、砂金を採るために北海道へ来ていた。そこでアイヌの財宝と、その在り処を示した入れ墨を持つ24人の脱獄囚の噂を耳にす>>続きを読む

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.5

オカルトじみた古代都市を探す探検家一行。しかしその一人はかつてブラックマンタとしてアクアマンと対峙したデイビッドがいた。
一方アクアマンことアトランティス王、アーサーは産まれたばかりの息子の育児に苦戦
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

スラムのアパートで一人暮らしをする中年男性、ボー。遠方に暮らす母を訪ねる予定であったが、飛行機を逃し、帰郷を延ばすことに。しかし後日、改めて母に電話をしたボーだが、母の急死を報されるのであった。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.7

poor things
19世紀後半、スチームパンク世界のロンドンで、一人の妊婦が身投げする。遺体を手に入れた天才外科医はその体の状態の完璧さに、蘇生を試みる。胎児を取り出し、脳を母の体に移植、そし
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(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天下統一を目前にして、本能寺にて果てた織田信長。その変にまつわる各武家たちの思惑を、北野武流に描いた作品。


冒頭からグロシーン、ブラックな笑いに、いつメンとも言えるような役者陣。時代劇というよりも
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

戦争による甚大な被害の残る日本。戦後の復興に色目気づきビルなどが立ち始めた東京だったが、大怪獣ゴジラが出現したことにより街は再び廃墟と化す。


シンプルな登場人物(とゴジラ)の相関とエピソードの取捨
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

鑑識官の青年、バリー・アレン。彼は光を超えるスピードで駆けることのできるヒーロー、通称“フラッシュ”で、バットマンを筆頭に結成されたチームジャスティスリーグの一員であった。
彼の家庭は既になく、母はか
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

岸辺露伴は、人間の持つ記録を本として読める能力(ギフト)を持つ漫画家。漫画のリアリティの追求のためならば、いかなる手段も厭わないほどの情熱を持つ彼だが、ある故買屋に取材を持ちかけた際、「最も黒い絵」を>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

unfortunatery, I am what I am.


最高かデイビット・バーン。
チェーンで四角く箱作られた舞台を、右へ左へ縦横無尽にバンドが乱舞する。ケーブル等はなく、どんな動きも自由で
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食人族(1981年製作の映画)

3.0

未開の地に暮らす食人族を求めて四人のカメラクルーがNYを立った。2週間後、消息不明となったクルーたちを探して大学教授はその足跡を追うのだが…


リアルさを追求したカニバリズム映画。暴力、姦通、死、ゴ
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.5

お調子者の青年ジャニは、ご近所のビンドゥに2年もの間片思い。というのも猛烈なアピールをしつつ直接言葉にはしないロマンチストな男なのだが、ビンドゥもまんざらではなく、ジャニにいつしか恋するようになってい>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

恋人アランとの死別をきっかけに引きこもり、過食に陥ったチャーリー。体重272kgの巨躯はもはや生命活動に支障をきたし、笑うことすら咳き込み苦痛となる彼に、死は既にすぐ隣にあるものであった。すぐにでも入>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.7

元ロス市警で、現在は911の緊急通報でオペレーターをしているジョー・ベイラーは、持病の喘息や、後日行われる裁判のこと、別居中の妻と子とのこともあり、あまり仕事に集中できている状態ではなかった。しかし怯>>続きを読む

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

若くして天才小説家と持て囃されたカルヴィンは、今ではすっかりスランプに陥っており、何も書けずにいた。セラピストの勧めで、本業とは離れた、夢に出てきた理想的な女性の小説を書き始める。するとその夢の女性、>>続きを読む

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)

4.0

1870年代アメリカ。退役軍人ジョハスン・カイル・キッド大尉は、各地で集めた新聞を読み聞かせる語り部を生業としていて、テキサス中を町から町へと渡り歩いていた。その道中で、両親を亡くしみなし子となった少>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ライフ誌の写真のネガを管理しているウォルター・ミティ。同僚のシェリルに憧れながらも声をかける勇気を持たず、仕事への情熱やこれといった趣味もなく、空想に耽ってはぼうっと呆けるばかりの冴えない男だ。ある日>>続きを読む

仕掛人・藤枝梅安2(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

前作の仕掛けから江戸を発ち京へ向かった藤枝梅安と彦次郎。道中で彦次郎は、妻と娘の命を奪った男を見つける。しかしその男の身なりはれっきとした御家人侍といった風貌で、狼藉を働くようなふうには見えないという>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

サールン精神病院の患者、リーナ。見た目こそ少女なのだが、ホルモン異常により成長が止まってしまった31歳の大人の女性であった。監獄のような病院を抜け出した彼女は、四年前に行方不明になったままの少女エスタ>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一男一女を儲け、4人で暮らしているケイトらコールマン一家。しかし3人目の子供の死産があり、精神的に立ち直れていないケイトは、夫のジョンと相談し、養子縁組を希望する。斯くして9歳の孤児の少女エスターを新>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

役所に勤めるウィリアムズ。課長職に就き、5人の部下たちと生活課を回している。何十年と真面目に勤務してきたのだが、しかしある日末期の癌であることが発覚し、仕事を無断欠勤するようになる。


黒澤明の「生
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

市役所に勤める男、渡辺。長年勤めあげ市民課長の役に就いている彼であるが、仕事をしているようで、その実、働くふりをしてその日を誤魔化して過ごしていた。彼は何が楽しくて働いているのか、それどころかつまらな>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.0

イオンシネマIMAXで視聴。今まで見た中で一番良いIMAXだった。
ドキュメンタリー映画ということだけれども、ナレーターなどはおらず、当時のインタビューでデビット自身が語った言葉や、ファンたちの熱狂、
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

借金未返済の罪により服役中の囚人、ラヒム。仮出所をして婚約者のファルコンデと会うのだが、偶然にも金貨の入った鞄を拾得する。これで借金を返せばすぐにでも出所出来るのだが、気が咎めた彼は金貨を持ち主へと返>>続きを読む

信虎(2021年製作の映画)

3.0

武田信玄の父・武田信虎(寺田農)の生涯を追った映画。武田信玄に追放され、混迷極まる戦国の世に、それでもなお武田家の存続を目指した。


歴史の、しかもピンポイントにある程度詳しくなければお断りな展開、
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

住宅街の偏屈老人オーヴェ。いつも不機嫌で、日課の見回りに出ては規則を守らない住民に容赦なく悪態をつく毎日。妻ソーニャに先立たれ、孤独のうちに彼は自死を決意する。しかし新たに引っ越してきたパルヴァネら家>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

非常に規範的で、規則を少しでも外れる人がいたら怒鳴りつけるような堅物老人、オットー。企業合併により仕事を引退し、老後の人生が始まるところであったが、先立った妻を思い自殺を決意する。しかしメキシコから来>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

窓拭清掃人として生計を立てているジョンは、4歳の息子マイケルと二人で暮らしている。しかしジョンは余命幾許もなく、いつかの日のために、息子を養子として迎えてくれる家族を探していた。


息子を思い日々を
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

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日の丸の赤い丸にはどんな意味があると思いますか

1967年に街頭インタビューのみで構成されたドキュメンタリー「日の丸」が放送された。女性が突然に日の丸とは一体何なのかと問う内容に、世間は大変な衝撃を
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仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)

4.5

町医者・藤枝梅安は鍼医の腕に覚えがあり、市井によく知られた名医であった。しかしその顔に裏あり、人の命を救いながら、金で人の命を奪う暗殺者「仕掛人」でもあった。
ある日、料理屋万七の現女将「おみの」の暗
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

浅草の下町の古びたボクシングジムに所属する、一人の女性ボクサー・ケイコ。生まれつき耳が聞こえない中でプロライセンスを取り、試合でも2勝のいい流れにあったのだが、少し休みたいと会長に申し出ようか悩んでい>>続きを読む