エマ・ストーンのダンスシーンが良い。
依存と支配、従属に呪術的要素が心地よく絡んでいた。
地下鉄サリン事件との関係や看護師の役割など、考察を加える余地はたくさん残されているのだけれど、それは原作を読めばいい。
不気味に、ゆっくり、つながるアニメーション。
外見より内面という話。けれどイスはかなりの美人だし、ウジンも肝心な場面では若い男の姿をしている。
1番近しいなにかと、不可視なものに追いかけられ続ける、くるしいし、くやしい。
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シバの殺害はアマを思ってのものか、ルイを思ってのものか、ルイは考えることをやめたんだろうな。
ピアッシングも痛みも性的なもののひとつだろう。より純粋な痛みは生を与えてくれるが、そのためには痛みを与えて>>続きを読む
｢社会の底が抜けた｣
三知子にとっては遅かったんだろうな、ブレスレットが爆弾に変わるくらい、決定的に。
すごく穏やかな喪の作業。
『思い出のマーニー』やモネ《サンジェルマンの森の中で》を思い出した。
ただそこに在ることを受容し合って、｢きっと大丈夫｣になれたらいい。
まぁカフェイン中毒や糖質依存の問題は確実にあるよね、それが個人的なものか社会的なものかはともかく。
このレビューはネタバレを含みます
解像度が高いのにわかりやすい格差の描き方。
移動手段や雨の演出はどれもシンプル且つ効果的。
分断や格差があることと、そこに対立があることは違う。階層においても性差や出自についても。
女性はなぜ常にラ>>続きを読む
なにかを取ろうと思ったらなにかを捨てなきゃいけないし、時にはそれが家族だったりする。
アメリカのノワールをベースに複数の要素。それを雑然と見るか、らしさと見るか。
｢映画ではこうするのさ｣の皮肉。
近年関心が高まっている略奪美術品の問題。その射程はどこまで？ ナチス？ 大英帝国？ ナポレオン？ 違法取引や植民地、きっとこれからもっと複雑になる。
